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「120日間生理を止められる」は本当!?先発品との違いや副作用・正しい飲み方を徹底解説【後編】
前編では、ドロエチフレックスがヤーズフレックスのオーソライズド・ジェネリックであること、そして「120日間連続で生理を止められる」は誤解であり、実際にそこまで到達する方は臨床試験でも約2割にとどまることをお伝えしました。後編となる今回は、具体的な飲み始めのタイミングや休薬ルール、気になる副作用、服用できない方の条件、よくある質問について詳しく解説します。
◀前回:「120日間生理を止められる」は本当!?先発品との違いや副作用・正しい飲み方を徹底解説【前編】
ドロエチフレックスの正しい飲み方と休薬ルールの図解

Photo:PIXTA
ここからは、ドロエチフレックスの飲み方について解説します。
いつから飲み始めれば良いの?
初めて服用開始する場合:月経(生理)が始まった日から1日1錠、毎日ほぼ同じ時刻に服用を開始します。
休薬期間があるピルから切り替える場合:休薬期間の翌日(プラセボのあるピルの場合は、プラセボを飲み終えた翌日)から服用を開始します。
飲み忘れた場合は、1日分であれば気づいた時点でその1錠を服用し、その日の分もいつも通りの時間に服用します。2日以上忘れた場合は、前日分を服用したうえで当日分もいつも通りの時間に服用し、以降は元のスケジュール通り継続します。飲み忘れが続くと不正出血が起こりやすくなり、かつ、避妊効果も落ちるので注意しましょう(前述の通り、そもそも避妊目的の処方ではない点にもご留意ください)。
最長120日連続服用の仕組み
ドロエチフレックスの休薬ルールは、次の2段階に分かれています。
1〜24日目:出血の有無にかかわらず、24日間は服用を継続します。
25日目以降:3日間連続して出血があった場合は、その時点で4日間休薬します。出血がなければそのまま服用を続け、最長120日目まで継続可能です。120日服用した場合は、翌日(121日目)から4日間休薬します。

24日目まで(シートでいうと3列と3錠)は出血に関わらず飲み続ける 出典:久光製薬さんの公式ページよりお借りしました
休薬期間はいずれの場合も4日間を超えないようにし、出血の有無にかかわらず4日後には次のシートの服用を再開してください。
気になる副作用は?なかには飲めない人もいる
飲み始めに起こりやすいマイナートラブル
ドロエチフレックスに限らず、低用量ピルの飲み始めの3ヶ月くらいの間には不正出血や吐き気、頭痛などのマイナートラブルがよくあります。
添付文書をみると、国内臨床試験では頭痛(25.5%)、不正出血・性器出血(23.7%)、吐き気(20.8%)が全体の2割強と、比較的高い頻度で報告されています。服用開始後の1〜2ヶ月間、目安として1〜2シート目にかけてよくある症状で、3シート、4シートと続けるうちに体が慣れて、自然に落ち着いていくことが多いです。
ただし、症状が強い場合や、なかなか改善しない場合は、自己判断で中止せず一度医師に相談を。薬の変更も視野に入れて相談にのってくれると思います。
見逃してはいけない「血栓症」の兆候
これもドロエチフレックスだけではなく低用量ピル全体にいえることですが、エストロゲンを含む配合ピル全般で注意が必要なのが「血栓症」です。最近のピルは超低用量になっていて、エストロゲン成分がどんどん少なくなってきていますが、少量でもリスクがゼロになるわけではありません。
頻度は高くないものの、深部静脈血栓症や肺塞栓症、まれに心筋梗塞・脳梗塞などにつながる可能性があるため、次のような兆候(頭文字をとって「ACHES(エイクス)」とも呼ばれます)が出た場合は、服用を中止してただちに医療機関を受診し、ドロエチフレックスを服用中であることを伝えてください。
Abdominal pain(腹痛):これまで経験したことのない激しい腹痛
Chest pain(胸痛):突然の激しい胸の痛み、息苦しさ
Headache(頭痛):これまで経験したことのない激しい頭痛
Eye disorders(目の異常):急な視力障害、物が二重に見える
Severe leg pain(激しい脚の痛み):片脚だけの急な痛み・腫れ、むくみ
禁忌となる方(服用できない方)
低用量ピルは、誰でも使えるお薬ではありません。次のいずれかに該当する場合、血栓症などのリスクが高まるため使用できません。
・血栓症(静脈血栓塞栓症など)の既往がある方
・前兆を伴う片頭痛がある方
・重い高血圧・肝障害がある方
・妊娠中の方
・産後4週間以内の方
・35歳以上で、1日15本以上喫煙されている方
このほか、薬やサプリメントとの相互作用によって効果が変わることもあります。服用を検討する際は、現在使用しているお薬・サプリメントがあれば、すべて医師・薬剤師に伝えてください。

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ドロエチフレックスに関するよくある質問(FAQ)
Q. 保険適用で1シートあたりいくらになる?(3割負担時の目安)
A. ドロエチフレックスの薬価は1錠98.80円です。3割負担の場合、24〜28日分の薬剤費の自己負担は目安として約840円程度となります(診察料・処方料等は別途かかります)。同じ期間で比較すると、先発品のヤーズフレックス(薬価267.60円/錠、3割負担で約2,250円程度)よりも大幅に費用を抑えられます。実際の金額は医療機関や処方日数により異なるので、あくまで目安としてご確認ください。
Q. 副作用で太る・むくむことはある?
A. ドロエチフレックスに含まれるドロスピレノンには抗ミネラルコルチコイド作用(体内の余分な水分・塩分の貯留を抑える働き)があり、これが他の一部の低用量ピルと比べてむくみによる体重増加を感じにくいとされる特徴につながっています。ただし、むくみ・太りやすさの感じ方には個人差があります。気になることがあれば我慢せず医師に相談しましょう。
Q. 現在飲んでいるピルからすぐ切り替えられる?
A. ヤーズフレックスから切り替える場合は、飲み方のルール自体は変わらないので、次のシートからドロエチフレックスに変更するだけで基本的に問題ありません。28日周期の「ドロエチ配合錠」や他のピルから切り替える場合には、受診の際に指示された手順に沿って切り替えていきましょう。
服用中に気になる症状があれば、我慢せず早めに医師に相談してください。
















